2020年09月17日

平凡な商品をガンガン売るために……。

東京の新橋ガード下にあるダイニングバー
「DRY-DOCK」というお店では、
アサヒのスーパードライが提供されています。

大手メーカーのビールなので、
どこで飲んでも同じ味のはずなのですが、
多くの人がこのお店のスーパードライを
目当てにやって来るのです。

他のお店のスーパードライとここのスーパードライは、
味が違っているのです。

オーナーの佐藤裕介氏に、その秘密があります。

「佐藤注ぎ」と呼ばれる、
独特なビールの注ぎ方があるのです。

スーパードライとは思えない、
まろやかでクリーミーな泡と味わいを
生み出しているのです。

注ぎ方が他と違っているだけで、
ビールの味がまったく変わってしまうのです。

大手メーカーが永年掛けて作り上げた
完成されたビールを、
さらに美味しくする「佐藤注ぎ」に、
多くのファンがついたのです。

これほど優れた付加価値の作り方は、他に類を見ません。

どこで飲んでも同じはずのメーカー品を、
注ぎ方ひとつで、高付加価値商品へと
変えてしまったのですから。

実にお見事。

平凡な商品だからと、
平凡に並べているだけでは売れません。

ひと手間・ひと工夫するだけで、
売れる商品に生まれ変わります。

posted by 佐藤きよあき at 08:49| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

実店舗は「五感」で集客しろ!

ネット社会では、
ビジネスにおいてもネットの活用が不可欠です。

しかし、商品・サービスによっては、
実店舗でなければ売りにくい、
買いにくいというものがあります。

お客さまによっても、
実際に見て、触れて、試してからでないと、
買う気にならない方もいます。

「お店に行かなければ…」
というお客さまをもっと集めることができれば、
ネットに頼らなくてもビジネスは充分に成り立ちます。

そのためには、
ネットとは違うことをアピールする必要があります。

ネットではわからないこと、
感じることができないものを前面に押し出すのです。

モノを売るには、「五感」に訴えろと言います。

「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」。

この五つを演出のテーマとして活用すれば、
お客さまの反応が良くなるのです。

人が何らかの情報を取り込む時、
その80%は視覚からだと言いますが、
記憶に残るという点から見ると、
視覚以外からの方が強いのです。

音や匂いから、
過去の記憶が蘇るといったこともよくあります。

視覚からの情報は、あまりにも多過ぎて、
記憶することが困難なのです。

ならば、別の感覚に訴える比重を多くすれば、
売りやすくなるのではないでしょうか。

実店舗ではそれができますが、
ネットショップではできません。

視覚と聴覚でしか訴求できないのです。

これが、ネットの弱点です。

ネットでは、匂いを嗅ぐことも、触れることも、
味を知ることもできないのです。

「カートに入れる」をクリックするのは、
“賭け”になってしまうのです。

じっくり吟味して買いたいものは、
やはり実店舗に行かなければなりません。

このことをもっと強くアピールすれば、
マウスから手を離してくれるかもしれません。

posted by 佐藤きよあき at 09:08| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

“古いもの”を守れば、“新しいお客さま”が来る。

浅草・千束通り商店街にある「デンキヤホール」。

創業1903年(明治36年)。
100年を超える老舗の喫茶店。

このお店には、オムそばの元祖と言われる
「オムマキ」があります。

焼きそばを薄焼き玉子で巻き、ケチャップを掛けたもの。

日本三大七味と呼ばれる名店の唐辛子を
掛けて食べるのが特徴です。

もうひとつ、このお店の名物である「ゆであずき」。

懐かしき風情のあるホット用グラスに、
さらさらのお汁粉状のものが入っています。

下に沈んだあずきをスプーンですくって食べながら、
あっさりしたお汁粉を飲むのです。

どちらもこのお店の象徴的なメニューとして、
創業当時から愛され続けています。

他にも古くからの喫茶店メニューはありますが、
ごくごく普通で、目新しいものはありません。

「オムマキ」「ゆであずき」を
ただただ守り続けているだけです。

しかし、ネット時代のいまは、すぐに情報が拡散します。

“古いもの”に若い人たちが反応し、
次々とお店にやって来るのです。

「古いものはダメだ」と、捨ててはいけません。
若い世代には、“新しい”のです。

posted by 佐藤きよあき at 08:55| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月27日

県民性に合わせた売り方。

地域によって、人びとの考え方や好み、習慣などは、
大きく違っています。

なので、売れている方法だからとマネしてみても、
あなたの地域で成功するかどうかはわかりません。

地域の人びとを良く知り、
地域に合った売り方が必要となります。

そこでヒントを。

たとえば、富山県民。

どれほど豊かになろうと満足せず、あくせく働き、
稼ぎ、貯め込みます。

それは、一戸建てを買い、大きな仏壇を置き、
子どもの教育に心血を注ぎ、
盛大な結婚式を挙げるためです。

このような県民性を知れば、
何をどう売り込めば、
大金を遣ってもらえるかがわかります。

また、大阪府民は「いらち」体質。
「いらち」とは「せっかち」のこと。

何に対しても、スピードを求めます。

たとえば、
「すばやく解凍できる電子レンジ」
「お待たせしない熱々ランチ」などと訴求すれば、
「いらち」な大阪人は集まってきます。

このように県民性を知れば、
非常に“売りやすい”商売ができるのです。

posted by 佐藤きよあき at 08:16| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月20日

誰にでも使えるテーマ「健康」。

「健康のためなら命も惜しくはない」
という健康ヲタクがいるほど、日本人は健康のために、
さまざまな情報・商品・サービスを求めています。

健康補助食品、有機野菜、スポーツジム、エステなど、
生活のあらゆる場面で、
身体に良いものを取り入れようとしています。

テレビ・雑誌は健康の話ばかりですが、
人びとは飽きずに興味を示しています。

そんなにたくさんの健康法を
取り入れることはできないのに、
次々登場するものに飛びついてしまいます。

老若男女関係なく、
“やってみては飽きる”を繰り返します。

すなわち、永遠に尽きることのない
「人間のテーマ」だと言っても過言ではありません。

これほど誰もが興味を持ち続けるテーマは、
あまりありません。

これを販促に活用しない手はないでしょう。

いまある商品・サービスに、
健康を絡めて訴求すれば良いのです。

注目されることは間違いありません。

posted by 佐藤きよあき at 10:34| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月13日

“均一価格”で、「安心感」を売れ!

100円ショップが
人びとの暮らしに不可欠なものとなり、
お洒落雑貨を探す若い女性は、
300円ショップに足繁く通うようになりました。

そして、飲み会が激減するなか、
280円均一の居酒屋は成長を続けています。

これらのお店が流行っているのは、なぜでしょうか。

先の見えない不況時には、とにかく安いものが売れる?

いいえ、
決して安さだけで売れているわけではありません。

モノが悪くては、安くても売れません。

長引く不況を生きてきた消費者は、
モノの良し悪しを見抜きます。

しかし、逆の見方をすれば、
商品選びに慎重になるあまり、
消費することに疲れているとも言えます。

商品と価格のバランスを検討することが、
面倒になってきているのです。

そんな時に目にしたのが、“均一価格”のお店です。

細かな計算が必要ありません。
どれだけお金を使ってしまうのかが、
容易に想像できます。

つまり、安心してお買い物ができるのです。

考えることは、
その商品が“欲しいかどうか”だけなのです。

これなら、お買い物が楽しくなります。

常にお金のことを考えなければいけない時代に、
単純にお買い物を楽しむことができる
“均一価格”のお店は、とても魅力的なのです。

「安心感」が、一番の大きな“売り”になるのです。

posted by 佐藤きよあき at 08:51| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月06日

競合店コラボで、PRの機会を増やす。

埼玉県草加市の特産品として有名な「草加せんべい」。

全国的に知られていますが、“通”でもない限り、
「あのお店の○○が美味しい」
と、知人に推奨するまでには至りません。

そこで、各お店では独自のアピールを試み、
名前を知られるように努力しています。

そのアピールのひとつとして、8店が協力し合い、
各店のせんべいを詰め合わせた、
「食べくらべセット」を販売しています。

消費者には非常に嬉しい商品です。

いろんなお店をまわって、
たくさん買う手間と時間とお金が節約できますから。

また、味くらべが安くできてしまいます。

さらに、それぞれの特徴がわかりやすく、
好みの味が選択しやすくなります。

一度この商品を買えば、
次回からは決まったお店に足を運ぶようになります。

お店としては、
味に自信が無ければできない手法ですが、
自信があるなら、
常連さんを増やす絶好のチャンスとなります。

いつ来てくれるかわからないお客さまを待つより、
より効率的なPR手法だと言えます。

posted by 佐藤きよあき at 08:33| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月30日

柔軟な発想で、競合に売り込む。

和歌山ラーメンのお店では、
各テーブルに「早寿司(はやずし)」と呼ばれる、
アセという葉でくるんだ“なれ寿司”が置かれています。

お客さまは、これを勝手に取って食べることができます。
と言っても無料ではなく、
後で自己申告してお金を払います。

この早寿司は、ラーメン屋さんが作っているのではなく、
別のお店が作っているものを仕入れています。

ラーメンとお寿司とは珍しい組み合わせですが、
和歌山ではこれが定番となっています。

元々は、屋台のラーメン屋さんに、
お寿司屋さんが売り込んだものだと言われています。

屋台では、ごはんものを出したいと思いながらも、
その場で作るにはスペースが無く、
作り置きすると傷んでしまいます。

そこに眼をつけたのがお寿司屋さん。

お寿司なら腐りにくく、場所も取りません。

しかも、一つずつ葉っぱにくるまれているので、
片手で食べられます。

大きさも値段も手頃なことから、
定着していったのです。

同じ食べ物屋、つまり競合であるはずの
ラーメン屋さんに売り込んだお寿司屋さんに、
“お見事”と言うしかありません。

普通なら、食料品店やスーパーに
売り込むことを考えそうなものですが、
ラーメン屋さんを選ぶとは、柔軟な発想ですね。

posted by 佐藤きよあき at 08:31| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

「居酒屋のモーニング」に、ヒントあり。

ある居酒屋には、「モーニング」があります。

コーヒーとトーストではなく、
ゆで玉子、塩こんぶ、生ビール中ジョッキ
がセットになって、350円。

居酒屋で朝メニューの「モーニング」とは、
不思議かもしれませんが、客層を聞けば納得します。

ガードマンや道路工事作業員、タクシー運転手など、
夜中に働いて朝帰りをする人たちです。

仕事帰りなので、当然“ちょっと一杯”もあります。

昼間働く人のアフターファイブは、
夜勤の人の早朝なのです。

夜の居酒屋なら、
「ほろ酔いセット」という名前になるのでしょうが、
朝なので「モーニング」としているところが、
ユニークです。

同じ仕事帰りでも、時間がまったく違います。

ここに、商売のチャンスがあります。

夜より朝の方が、ライバルは少ないのです。

posted by 佐藤きよあき at 08:36| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月16日

お客さまが味を決める飲食店は潰れない。

飲食店の最重要課題は「味」です。

言わずもがなですが、これがもっとも難しいことです。

どれだけ自信を持って提供しても、
お客さまの好みに合わなければ、
受け入れてもらえません。

では、どうやって、
お客さまの好みを探り出せば良いのでしょうか。

何百人・何千人というお客さまの好みは、
すべて違うかもしれません。

この中なら、大多数の好みを
見つけることはできるのでしょうか。

非常に困難なことで、何年も掛かるかもしれません。

そこで、開き直りの簡単な方法をお教えします。

お客さまに味つけしてもらうのです。

お客さま自身が好みの味つけをするので、
間違いが少ないのです。

もし間違っても、それはお客さまの責任で、
お客さま自身がまた違う味つけを試そうとします。

「このお店はマズい」とはならないのです。

あるたこ焼き屋さんでは、味つけをせず、
調味料の小袋を用意しておき、
お客さまに選んでもらっています。

ソース、しょうゆ、塩、マヨネーズ、
紅しょうが、青のりなど。

また、ある洋食屋さんでは、
多種多様な調味料がテーブルに置かれています。

お客さまは、自分の好みでそこにある調味料を足して、
自分の味に仕上げていきます。

この方法なら、お客さまの好みを外すことはありません。

「それでは、お店の主張がない!」
と思うかもしれませんが、
お客さまが喜んでこそのお店です。

それが、お店の存在理由ではないでしょうか。

posted by 佐藤きよあき at 09:06| Comment(0) | アイデア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする